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詩集とCD
右の詩集は堀口大学の娘さん堀口すみれ子の詩集です。 かまくら春秋社刊です。
私はこの”わかれ”を読むと、身近な人と別れても決して孤独では無く、かえっていっも一緒だと思えるのです。去年私の住んでいる市で文学講演にこの方をお呼びして[堀口大学と私」と言うテーマでお話をお聞きしました。
たおやかで美しくて素敵な方でした。その時お聞きした堀口大学の80歳の時の詩にも感動致しました。
母の声
 

母は四っの僕を残して世を去った。
若く美しい母だったそうです。



母よ、
僕は尋ねる。耳の奥に残るあなたの声を。
あなたが世に在られた最後の日、
幼い僕を呼ばれたであらうその声を。
三半視菅よ、
耳の奥に住む巻貝よ、
母のいまはの、その声を返せ。

  ”以遠の旅 堀口大学より"
   
 わかれ

あの人は今
解きはなたれて自由です

時空をこえて
いつも私と一緒です

風になって 雲になって
月の影はあの人です

語り合った夢のつづきは
一羽の鳩が相手です

小首をかしげて
あなたを真似て

ゆく秋に
想いをはせて
上2枚は寺井尚子です。
最近売れっ子のジャズバイオリニストです。曲によっては
元気が出るし、All For Youと言う曲は彼女のオリジナルで涙がでそうになります。一度お聞きになってみてくださいね。
クラシックの下地があるので演奏は素晴らしいです。
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